"人間力"とは 2

ここで言う嘘つきとは、問題だと思われる部分を潜らせる・・・


あるいは当たり障りのないように加工して他に伝えようと努めるから、結果としては、問題を隠したか、偽わったか、あるいはでっち上げたことになってしまう、ということです。


上への報告、下からの報告の中身はどうでしょう。


たぶん、まずいことは少なく、うまいと思われることのほうが多いのではないでしょうか。


たとえいくらかでも挑戦的に仕事をやっているのなら、現実はままならぬことのほうが多いのに、です。


問題は厳然として存在しているのに、まずいと思われることには蓋がされ、都合のいいことだけが目立つように、実態が厚化粧されてしまったのでは、人びとは、贋の状況の中で仕事をしているということになります。


・・・このような文化の中では、人びとは、状況をまともに認識することはできず、したがって状況との相互作用は断たれているのです。


「人を道具として」の人間観による「人びとと仕事とのかかわり合い」の場では、このような文化のほうが都合がよかったのです。


・・・というよりも、意図してこのような文化が作りあげられてきたとさえ言えます。


道具カの保護のためにです。

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