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2011年04月 アーカイブ

自然がつくりだした防御壁

その土地本来の自然林は基本的には「管理しない管理」によって、そこのあらゆる自然環境の総和と対応しています。


気候などの自然環境が大きく変わらない限り、動的平衡状態を保ち、持続する・・・。


また、その土地本来の自然植生とは、海岸ぞいのシイ・タブ林、内陸のカシ林あるいは山地のブナやミズナラ林などをみるとわかるように、高木層・亜高木層・低木層・草本層と垂直的には3層ないし4層群落から成り立っています。


これは園芸が趣味でペンタキープなどを行っている人ならわかるでしょう。


ところで、これらの森林が道路・芝生・水ぎわなどの開放景観と接するところをみてみましょう。


そこには一見その森林にとって邪魔物に見える、しかし実は外套のような森林の保護組織としての低木やツル植物からなるマント群落がまわりをかこんでいます。


さらにそのまわりには裾模様状にソデ群落が発達しています。


これらのツル植物や低木類は、実はその土地本来の自然林を囲んで林内に急に風や光が入らないような森林保護の役割りを果たしているのです。


したがって、その土地本来の自然林は、たとえ幅が5メートルでも、また3メートル、2メートルであっても、垂直的には高木層・亜高木層・低木層・草本層という具合に多層群落を形成するのです。

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