自然との付き合い方 2
個々の植物群落は必ず相性のあった植物群落、持続的に共存出来る隣接群落をもっています。
さらに、時間の流れの中における自然や生態系・植物群落の動態についてのプロセスを知ることも重要です。
それぞれの土地の自然環境の総和にマッチした終局相、クライマックスといわれるような植物群落や生態系にあっては、維持・保全のためには出来るだけ人間の影響をおさえるのが基本です。
しかし、人間がある目的によって伐採し、焼き、草刈りし、あるいは耕作したりして、その結果、本来の自然植生が他の植物群落に変えられている場合には・・・
それぞれ現在の植生を維持しようとするのか、あるいはその土地本来の自然植生に変えてゆくのかによって、やはり管理の仕方も全く異なってきます。
自然とのつき合いで基本的に重要なことは、長い目でみて自然のバランス・生物社会の掟の中でしか自然の持続的な利用はありえないということです。
観賞のためにせよ、国土保全や地域保全の立場からにせよ、人間サイドからだけの働きかけでは長持ちしません。