自然との付き合い方
たとえ善意で行なった忠告や手助けでも、時には却ってうるさがられたり、嫌がられたりして、裏目に出ることもあります。
いわんや物言わぬ植物・動物・自然とのつき合いは、人間サイドだけで考えてもすべてが成功するとはいえません。
その中には人間本位の自然への間違った干渉もあれば、また自らは多少がまんしながら自然をどのように将来にむかって維持するかという観点でのつき合い方もあります。
たとえば、自然について考えた場合、人間は全く手を出さないで自然のなりゆきにまかせるべき自然もあれば、また入間が定期的に手を入れ、伐採したり、草刈りしたり、あるいは間伐や抜き切りしなければもたない自然もあります。
また人間のつき合い方についてみても、自然をどのように維持し、保護していこうかという考え方に基づく場合もあれば、他方、自然をどのように利用し、あるいは資源として積極的にふやしてゆくかという観点からの見方もあります。
いずれにせよ重要なことは人間社会でもお互いまず相手の立場になって考えることが大切であるように、植物・動物・生態系・自然についても、私たちは最低限対象とする自然・生物社会・植生・植物群落の掟について知り、自然の立場を理解しておく必要があります。
すでにみてきたように、生物社会では、お互いにすべての植物・動物が他の動物・植物とかかわりあっています。