« 2010年08月 | メイン | 2010年10月 »

2010年09月 アーカイブ

中国指導部の自信と危機感 4

「わが国11億人民は中国共産党の指導の下で、中国の特色を備えた社会主義を建設しており、その成果は、世をあげて公認されている。


社会主義を敵視する勢力がいかに強大で、かついかなる手段をとろうとも社会主義の発展の総体的趨勢は変えられない」。


中国は、国情に合わせた独自の社会主義を進むのですから、東欧の崩壊が中国で再現されることはありません。


中共中央党校の内部文書は、こう自信を示しているのです。


ソ連・東欧の混乱が李鵬首相のツキに加勢しているというゆえんでしょう。


しかし、危機感がないわけではありません。


保守派イデオローグで首都北京の思想工作をとりしきる李錫銘党中央政治局委員兼共産党北京市委員会書記は、91年5月末、次のように述べています。


「国内外の敵対勢力は現在はわれわれを倒せないことを知っており、10年後、20年後に希望を寄せている。


次の世紀にまたがる次世代の後継者をしっかりと確保しなければ、われわれはひっくり返されることになるだろう」。

中国指導部の自信と危機感 5

国家安全部。


ソ連のKGB(国家保安委員会)に相当するスパイ取り締まり機関です。


その実態は外国人にはまったく謎の組織です。


5月中旬、南京の新聞『新華日報』が、国家安全省の地方組織である江蘇省国家安全庁の英雄表彰大会が開かれたニュースを短く掲載し、出席した指導者の鋭い指示を伝えています。


「国際情勢が変幻自在に変わり複雑に錯綜するなか、外国と台湾の情報機関は陰謀破壊工作を強め、国際資本主義勢力と国外敵対勢力は、わが国への和平演変(平和的手段による社会主義制度の変質をあざすこと)戦略を続けている。


反スパイ、反浸透、反転覆、反和平演変の闘争は先鋭化している」。


1990年のアジア大会。


西側からの経済制裁がまだ続くなか、国際スポーツ大会の開催で大いに気を吐いた直後、CCTV(中国中央電視台)のメインニュースの呼びかけが突如変わりました。


「観衆の皆さん、こんばんは」の柔らかい挨拶が、「観衆の同志諸君、こんばんは」に変わったのです。


About

2010年09月にブログ「そのまま気ままに」に投稿されたすべてのエントリです。新しい順に並んでいます。

前のアーカイブは2010年08月です。

次のアーカイブは2010年10月です。

他にも多くのエントリがあります。メインページアーカイブページも見てください。

管理人のお気に入り