ピエルネ バレエ音楽《シダリーズと牧羊神》よリ〈小牧神の入場〉 2
初演は第一次大戦のため、十年も延期され、一九二三年の一月十五日にパリ・オペラ座で行なわれ、大成功を収めている。
ピエルネは、のちに、このバレエのなかから二つの組曲を編んでいるが、第一組曲の最初に演奏される〈小牧神の入場〉は、あまりにも有名で、単独でもよく演奏される。
この曲は、小牧神たちが、笛や踊りを習う森のなかの学校へ、教師の老牧神に引率され、二列に並んで登場するさまを描いたもので、老牧神と小牧神たちの行列が、遠くへ去っていく情景がじつにうまく活写されている。