ピエルネ バレエ音楽《シダリーズと牧羊神》よリ〈小牧神の入場〉

十八世紀に活躍した、フランスの作曲家ガブリエル・ピエルネは、ダンディやショーソンとならぶ、フランク門下の逸材である。

ピエルネは、オペラ、バレエ音楽、器楽曲、声楽曲など、各分野の作品を数多く残しているが、そのなかでも、彼の名声を高めたのは、何といっても、バレエ音楽《シダリーズと牧羊神》だ。

バレエ音楽《シダリーズと牧羊神》は、彼が五十一歳のとき(一九一三年)に作曲された二幕三場のバレエで、森のなかにある小牧神の学校を抜け出した、怠け者のスティラックが、宮殿にしのびこみ、舞姫シダリーズを相手にして踊るというのがあら筋である。

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