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2010年05月 アーカイブ

プッチー二 オペラ《トスカ》 2

失敗に終わったのは、初日の幕が上がる直前に、反プッチー二派が劇場内に爆弾を投げ込むという噂が流れたためで、関係者一同はびくびくし、椅子のガタンという音にも幕を降ろしたりした。

それに、歌手たちも萎縮して、その実力をぞんぶんに発揮することができなかったといれている。

それでも、幕が進むにつれて、聴衆もしだいに舞台に引き込まれて行き、終わったとき、プッチー二は、二十二回も舞台に呼び出されているから、《蝶々夫人》ほどの惨敗ではなかったわけである。

ピエルネ バレエ音楽《シダリーズと牧羊神》よリ〈小牧神の入場〉

十八世紀に活躍した、フランスの作曲家ガブリエル・ピエルネは、ダンディやショーソンとならぶ、フランク門下の逸材である。

ピエルネは、オペラ、バレエ音楽、器楽曲、声楽曲など、各分野の作品を数多く残しているが、そのなかでも、彼の名声を高めたのは、何といっても、バレエ音楽《シダリーズと牧羊神》だ。

バレエ音楽《シダリーズと牧羊神》は、彼が五十一歳のとき(一九一三年)に作曲された二幕三場のバレエで、森のなかにある小牧神の学校を抜け出した、怠け者のスティラックが、宮殿にしのびこみ、舞姫シダリーズを相手にして踊るというのがあら筋である。

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